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| 浄土曼陀羅刻出龕(じょうどまんだらこくしゅつがん) |
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平安時代(12C) 国重要文化財
白檀の一材から刻出された本品は浄土の光景を表現しており、内部は上中下の三段に分かれています。上段中央の宮殿には宝冠阿弥陀如来と二菩薩が、その左右の小宮殿にはそれぞれ菩薩が刻出されています。中段には楽器を奏する菩薩や四天王が見え、下段には菩薩・仁王が見えます。また、上段宮殿前で念仏三昧を行う十人の僧侶は、念仏を唱えれば浄土へ行けるという当時の思想を表しています。緻密な造形だけでなく、各仏の衣文や後部壁面には截金(文様形に切った金箔を漆で貼る技法)が施されるなど、全体的に非常に精巧な作りとなっています。
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