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正親町天皇消息(おおぎまちてんのうしょうそく)
安土・桃山時代(16C) 作者:正親町天皇  国重要文化財

本消息(手紙)の左部には、「青蓮院とのへ」「御返事」の文字が見えます。「青蓮院との」とは本消息の宛名で、青蓮院門主・尊朝法親王を指しています。また、「御返事」とは本消息の趣旨で、本文中に「ことぶき」「ぬる春」などの言葉が見えることも考えると、本消息が尊朝法親王からの念頭の挨拶に対する返事であることが分かります。つづいて本文を見てみると、左下に向って斜めに並んだひと塊りの文字群が一つの文を構成しています。また、名文は順不同に並んでおり、前後して読まなければ文章として成立しません。
一風変わったこのような書き方を散らし書きと呼びます。


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